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    日本IBMを3度断罪/ロックアウト解雇訴訟

     日本IBMを3度断罪――。長年勤めた社員に「業績不良」の評価を下し、突然解雇を通告、社外に追い出す「ロックアウト解雇」の無効を訴えていた第4次訴訟で、東京地裁は3月8日、原告勝訴の判決を言い渡した。日本金属製造情報通信労働組合(JMITU)と弁護団は同日、争議の全面解決を求める声明を発表した。

     第1、2次の集団訴訟で東京地裁は昨春、解雇無効と判断。現在和解協議が進行中だ。大幅賃金減額をめぐる訴訟では一昨年末、同社が原告の主張を全て認める異例の「請求認諾」を行い、関係者を驚かせたことがある。