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    36協定締結「知らない」4割超/連合がインターネット調査

     連合が7月7日に発表したインターネット調査結果によると、36協定が自分の勤め先で締結されているかどうか「分からない」と答えた人が4割近くにも上った。勤務間インターバル制度(休息時間保障)や、プライベート時間についての意識も聞いている。

     調査は6月、調査会社が20~65歳の労働者(パートやアルバイトを除く)千人のモニターにインターネットを通じて聞いた。

     従業員に残業を命じるには36協定を労使で結ぶ必要があることを「知らない」と答えた人は43%。勤務先で協定が結ばれているかを聞いたところ、「締結している」が45%、「締結していない」17%、「分からない」は37%にも上った(グラフ)。分からないとの回答は、特に医療・福祉系で51%と多い。連合は「締結していても周知義務を守っていないケースもあるのでは」と推測している。

     従業員の過半数が入る労働組合が職場にない場合、従業員から選ばれた「過半数代表」が36協定の締結当事者となる。勤め先で「締結している」と答えた人のうち、過半数代表が協定を結んでいるとの回答は29%。その選出方法は「挙手または投票」が35%で最も多く、「会社からの指名」も25%あった。

     

    ●若者は自由時間優先

     

     給料とプライベート時間のどちらを重視するかという設問では、年代ごとに違いが現れた。

     自由時間重視派は男性では20代が71%と最も多い。60代(68%)を除き、30代(63%)、40代(57%)、50代(51%)と年代が高くなるにつれ減少する。女性は60代が76%と最多で、30代(72%)、20代(63%)、50代(61%)、40代(58%)の順。

     心身への支障を感じる残業時間を聞いたところ、男性の平均は月52時間、女性は同38時間となった。働き方改革実行計画の上限水準(単月100時間)よりもはるかに低い水準で体調への影響を感じている。

     「勤務間インターバル制度」についても、制度の説明を行ったうえで聞いている。その結果、「導入すべき」は38%で、「すべきでない」の19%を大きく上回った。特に、建設、運輸、金融・保険、教育・学習支援など、長時間労働になりがちな業種で求める声が多い。