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    海外労働短信/旧東欧で賃金が低迷/旧西欧の半分以下のまま

     欧州労連(ETUC)が8月に発表した調査によると、旧東欧諸国の賃金は旧西欧諸国の半分以下にとどまっている。最も低いのがブルガリアの18%。スロベニアが最も高く、60%となっている。

     東西の賃金格差は1990年代から2000年代にかけて縮小したが、08年の経済危機以降は、その流れがストップしている。「経済危機の時代を通じて、企業が容易に賃金カットを行い、その後も賃上げを抑制したためだ」という分析だ。

     その上でこう訴える。

     「東の労働者は過去の搾取分を取り戻すため、インフレ率や生産性よりも高い賃上げが必要だ。欧州連合と各国政府は団体交渉を促進しなければならない」