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    海外労働短信/アスベスト禁止に報復/スリランカに対しロシア

     スリランカがロシアからのアスベスト輸入を禁止しようとしたところ、ロシアは報復として同国からの紅茶の輸入を取りやめた。国際労働組合総連合(ITUC)のシャラン・バロウ書記長はロシアを批判した。 スリランカは2024年までにアスベストを全面禁止する方針で、18年から段階的に輸入を減らしていくことにしていた。

     ロシアが紅茶の輸入禁止を表明したのは昨年12月18日。その直後にスリランカ政府はアスベストの輸入禁止を延期する意向を明らかにした。スリランカ全国労働組合連盟は「政府はアスベスト禁止措置を維持すべきだ」と訴えている。

     シャラン・バロウ書記長は「アスベストは死を招く物質。スリランカ政府がもし輸入を続けるとすれば、今後何年間も国民の命が脅かされるだろう。いかなる政府にも、自国民の命を守る権利がある。ロシアの報復措置は受け入れられない」と厳しく批判した。