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    中小の賃上げ率1・99%/連合の18春闘最終集計

     連合は7月6日、2018春季闘争の回答最終集計をまとめた。300人以下の中小企業の定期昇給相当分を含む賃上げ率が2%に肉薄するなど、ベア春闘が復活した14闘争以来最高となった。ベアや賃金改善分の引き上げ率では大手を超えた。連合は「16闘争から提起してきた『大手追従・大手準拠などの構造を転換する運動』の定着・前進を示す回答を引き出しており、賃金水準の規模間格差是正に向けた前向きな動きだ」と評価している。

     6月末までに5877組合の9割が妥結した。このうち月例賃金を引き上げた組合は4割弱にあたる2010組合。昨年同期を710組合上回るという。

     回答全体の定昇込み賃上げ額は5934円(2・07%)で、中小は4840円(1・99%)。中小の賃上げ率は14年以降、1・7~1・8%台を推移してきたことからみると、注目すべき変化だ。

     定昇相当分を把握できる組合のベアや賃金改善分の引き上げは、中小が1534円(0・63%)で、千人以上の大手(1650円、0・52%)を率で上回った。

     定年後再雇用者を除く非正規労働者の時給引き上げの加重平均は24・7円で、平均時給は970円。非正規の賃上げ回答・妥結集計組合は、ほとんどが化学・食品・製造、流通・サービス部門で、金属製造業、インフラ・公益、交通・運輸はない。