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    最賃審議会の公開を/コミュニティ・ユニオン/最賃署名7800筆を提出

     非正規労働者などを組織する個人加盟労組の全国組織、コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク(CUNN)は6月22日、「最低賃金今すぐ全国どこでも時給千円以上、速やかに1500円の実現を求める」署名を中央最賃審議会会長宛てに提出した。厚生労働省との交渉では、地方最賃審議会を含めた審議の公開を求めた。

     署名は今年2月から5月末まで3カ月間で7806筆を集めた。春闘期に12都府県で行動したという。

     

    ●今秋に目安全協開始

     

     厚労省との交渉では、最賃レベルの低賃金で働く非正規労働者がコロナ禍で解雇や派遣切りに遭い、雇用と住まいを同時に失うなどの実態を訴えた。

     中央、地方最賃審議会の全ての審議を公開することも求めた。厚労省は「今年3月に地方審議会に対し、本審議会について公開するように通知した」と述べた。

     CUNNの岡本哲文事務局長(下町ユニオン副運営委員長)は「本審の公開は大きな前進だが、専門部会や小委員会の審議が公開されなければ意味がない」と発言。広岡法浄代表(ユニオンみえ委員長)も「全審議の公開は民主主義の根本だ」と、是正を求めた。

     やりとりの中で、厚労省の担当者は5年に一度、ランク区分のあり方を見直す中央最賃審・目安全協を今秋から開始し、地域間格差の問題を検討することを明らかにした。

     

    〈写真〉厚労省の担当者に署名を手渡す労組代表ら(6月22日、国会内)