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    〈連合の核兵器廃絶署名の取り組み〉(3)/組合員数の約4倍集める/全単組が目標達成した全労金

     全国の労働金庫や関連会社などの労組でつくる全労金は「核兵器廃絶1000万署名」を組合員数の約4倍集め、全単組が目標を達成した。前回(2015年)の最終到達は約1万8千筆だったが、今回は約3万4千筆を集めた。平和運動を担当する小出真理子書記次長と深見正弘書記長に話を聞いた。

     全労金は、今回の署名を見据えて昨年5月末、「核兵器に対する考え方」を中央執行委員会で確認した。核兵器は「人々が幸せな人生を歩むためにどれだけ努力を重ねようと、長い時間と労力をかけ、文化と歴史を育もうとも、そのすべてを一瞬に奪い去ってしまう」ものだと位置づけた。

     小出書記次長は「『考え方』の徹底と同時に署名も提起した。昨年6月からスタートし、昨年9月末には現在の署名数をほぼ集めた」。2003年から被爆地で集会を開き、組織を挙げて平和運動に取り組んできた蓄積もある。

     

    ●署名が運動の土台に

     

     深見書記長は労働組合として署名運動に取り組む意義を強調した。全労金としての独自目標は組合員数の3倍。

     署名運動を組織強化の一環として取り組むきっかけになったのが、集団的自衛権の行使を容認した安保法制の成立(15年)阻止の運動だったという。それまでは署名目標にこだわらず「できる範囲で」取り組んできたが、安保法制への危機感から「(成立を)止めるには署名運動が必要だ」と、大きな目標を掲げ、達成に向けて奮闘した。その経験が現在の運動の土台となっていると深見書記長は語った。

     深見書記長や小出書記次長は、連合の意気込みがこれまでとは違ったことを異口同音に語る。連合がさまざまな会議で署名を呼びかけ、街頭署名行動にも複数回取り組んだことに触れて、「核兵器廃絶に対して、ここまで本気になっているんだと感じ、心強かった」という。

     

    〈写真「『平和なくして労働運動なし』です」と語る小出書記次長(左)と深見書記長