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    五輪中止含む徹底対策を/全国医師ユニオン

     新型コロナの感染者が1日当たり1万人を超えたことを受け、全国医師ユニオンは7月30日、東京五輪を中止し感染対策の徹底を求める要請書を菅義偉首相宛てに提出した。「既に東京都の医療は逼迫(ひっぱく)しており、深刻な医療崩壊が目前に迫っている」と指摘。五輪に医療従事者を動員しながら都民に医療の制限を求めることは「本末転倒」と厳しく批判している。

     要請書は、高齢者の3割がワクチン接種を終えておらず、40、50代の重症者が増える中、感染が拡大すれば深刻な医療崩壊が引き起こされると警告する。

     政府が五輪開催を強行したことで「感染拡大の危機を伝えられず、国民の協力を得ることに失敗した」とも指摘。国民が危機意識を共有して感染拡大に立ち向かうことが求められているとし、そのためには五輪中止が不可欠と訴えている。