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    まん延するパワハラに疲弊/郵政ユニオン大会の討論から

     代議員からは、ノルマ強化と連動したパワーハラスメントの実態を訴える発言が相次いだ。金融事業では企業コンプライアンス(法令順守)を侵してまで契約を取る状態に陥っているという。

     東海地方のかんぽ生命の職場では、支社の管理職が各局を巡回し、始業前からラジオ体操を強要、朝礼では直立不動を強いてどう喝した。よほどでなければ達成できない金額までノルマを引き上げられた。東海では未達成者が100人を超える見込みだ。

     ある代議員は「リアルタイムで成績を管理される。8月からは新しい端末が導入され、事前にアポイントを6件以上登録しなければならない。毎日パワハラで心が破裂し、職場復帰が困難な状態まで追い込まれる。精神疾患、休職、退職のスパイラルだ」と窮状を訴えた。

     別の代議員は「政府は貯蓄から投資への転換を推し進め、郵政は率先してやっている。ノルマ未達成で研修に行かされるのは懲罰的だ。パワハラとメンタル疾患で早期退職が後を絶たない」と述べ、早期退職者数との因果関係を解明してほしいと要望した。

     職場では、かばんやロッカーに顧客の通帳や印鑑を保管していたり、郵便物を隠していたりしないかを見る「防犯検査」を行っている。検査は月に1回程度あり、仕事中に突然指名されても応じなければならない。(つづく)