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    Q&A 公務員

    霞が関で「過労死の危険」           業務量増加でも定員削減


     Q 公務員志望者が減っていると聞いた。

     A そう、2019年度の国家公務員採用試験の一般職(大卒程度)の受験者は約3万人で、前年度から11%の減少。3年連続でマイナスになった。

     Q なぜ減ったの?

     A モリカケ問題など政権に忖度(そんたく)し、意に反した行動を取らざるを得ない公務員の姿が報道されているからね。人件費や定員も削減され「きつい割に給料が高くない」と敬遠されたのではないかな。

     Q 「雇用と処遇が安定した仕事」ではないの?

     A 厳しい職場状況になっているのは間違いない。「楽な公務員」という昔のイメージとは違う。中央省庁の公務員でつくる霞が関国家公務員労働組合共闘会議の残業調査では、3割が「過労死の危険を感じたことがある」と答えている。実際、過労死ラインとされる月80時間以上残業している職員が10人に1人(9・8%)いる。

     Q なぜ、そんなに残業が多いの?

     A 残業する理由は(1)業務量が多い(2)国会対応(3)人員配置が不適切――の三つに集中している。仕事は増えているのに職員が減らされているんだ。過労死と隣合わせというこんな状況が続けば、公務員志望者は減る一方だろう。早急な対策が求められる。