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    セルフコンパッションでうまくいく!/(31)有害な関係からは逃げていい

     有害な人間関係を我慢して続けていませんか? 

     その特徴はこうです。ある人と会ったあと、「自分が悪いから、相手は怒るんだ/不機嫌になるんだ/悲しむんだ/がっかりするんだ」と自責の念が起こります。ただの嫌な人や悪い人なら離れたり諦めたりもできます。でも、有害な関係では相手はあなたに精神的に依存しているので、あなたが離れていかないように操作します。あなたに怒りや不機嫌をぶつけ、大げさにため息をついたり悲しい顔をしたりして、「あなたが〇〇さえしてくれれば、こんな気持ちにならないのに」と訴えます。

     家族、友人、同僚、上司と部下など、どんな関係でも同じです。例えば、DVでは「お前が俺の言うことを聞かないから、俺は怒るんだ。お前のせいだ」というのが常とう句です。親子の虐待でも、子どもは「自分がいい子でさえいれば親は怒らない。殴られるのは自分が悪いからだ」と自分を責めます。パワハラの被害にあった時も、優しい人ほど「自分がミスをしなければ怒鳴られないはずだ。悪いのは自分だ」と罪悪感にかられます。

     人は脅威を感じ、闘争も逃走もできない場面では、ストレスホルモンの作用によって、心身がまひして凍り付く反応を示します。逃げられる状況でも身体が動かなくなるのです。

     逃げるために、どうか専門家に相談してください。あなたは大切な存在で、守られるべき価値のある人です。逃げてもいいのです。