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    Q&A/大雨

    土石流でまたも甚大な被害

    対策と日頃の備えが大切に


     Q 今年も大雨による災害が起きてしまったね。

     A 7月上旬に静岡県熱海市で土石流が発生し、多くの人が巻き込まれた。梅雨末期のこの時期は、1年前には熊本豪雨、2018年には西日本豪雨、17年には九州北部豪雨で多くの人が命を落とした。

     Q それにしても最近、大雨が多い。

     A 1時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」の平均年間発生件数を見ると、最近10年間は1976~85年の10年間の約1・4倍に増加するなど、確実に大雨は増えている。原因は地球温暖化に伴って大気中の水蒸気が増えたためだ。水蒸気が多ければ多いほど大雨になることが多いそうだ。

     Q 土石流の怖さも改めて痛感した。

     A 土石流などの危険がある場所は土砂災害警戒区域に指定され、全国に66万カ所もある。毎年、こうした場所を中心に土石流や地滑りなどが発生し、その数は5年連続で年間千件を超えている。ただ、突発的に起きる土石流の発生予測はすごく難しいといわれる。

     Q どうすればいい?

     A 国や自治体による総点検や防災対策はもちろんだが、ハザードマップなどで自分の住む場所の災害リスクを確かめることなど、日頃の備えが重要。そして早めの避難もますます大切になっているよ。