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    心の相談室/(113)いまのままではつらいと思った時に

     仕事をする上で、ミスを繰り返す、締め切りに間に合わない、周囲の人とうまくいかないなどが日常的に起きていると、徐々に自信がなくなるかもしれません。

     思い返してみると、いまに始まったことではなく、小学校の頃から宿題の提出はいつも守れず、友達と約束しても遅刻ばかりして関係が悪くなったなど、いくつもエピソードが思い当たるかもしれません。こうしたことが、長期にわたり、仕事や生活に支障が出ている場合、「自分はもしかすると発達障害なのかもしれない」と考える人もいるでしょう。

     最近、「発達障害」に関する情報を目にする機会が増えました。インターネットで検索すると、さまざまな情報が存在します。発達障害にもいろいろな種類があり、診断も難しいため、専門医や心理士がさまざまな検査を行って慎重に判断しますから、自己判断ではなんともいえません。 ただ、障害があるのかそうでないのかにこだわるのではなく、いまのままではつらいと感じたことが大切です。

     さまざまな情報を元に、今苦労していることを工夫してみることはよいでしょう。苦手だったスケジュール管理もスマホを駆使してミスが減るかもしれませんし、さまざまな音が気になり集中ができないのであれば耳栓にこだわるのもよいでしょう。まずは、自分の癖や特性など自己理解を徹底することが大切です。

     それでもうまくいかなければ、精神科や都道府県・政令指定都市に設置されている「発達障害者支援センター」に相談してみましょう。精神科の敷居が高ければ、このセンターから医療機関や就労支援機関につなぐことも可能です。自分で何とかできないときは、適切な機関の力をうまく借りることが大切です。