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    賃金停滞を転換する分岐点に                      UAゼンセン松浦昭彦会長/来春闘への抱負を語る

     主に内需産業の労組でつくる国内最大産別、UAゼンセンは9月14日、都内で定期大会(21~22日)の事前会見を開いた。2%超という近年にない物価上昇局面で迎える来春闘について、松浦昭彦会長は「組合員の生活を守り、停滞している賃金の方向性を変える重要なポイントになるだろう」との認識を示した。

     松浦会長は質疑への対応で、0%台の物価上昇だった近年とは状況が異なるとし、「賃金の停滞からベクトルを変えていけるか。内部留保などいろんな言い方がされているが、そこに応えないと日本の未来はない。賃上げを原動力にして生産性を上げていくべき」「(大幅な引き上げに転じる)最後のチャンスとなるかもしれない」と、来春闘に挑む姿勢を示した。

     組織の大半を占める中小企業での賃上げを広げる環境整備にも触れ、「下請けGメンの増員など政府も動いているが、労使間でも必要な価格転嫁をしっかり行うよう、組合側が主張していかなければならない」と語った。(つづく)