「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    2016年

    10月

    18日

    「両国民の力でTPP阻止を」/米市民団体からメッセージ/拙速批准の動きを疑問視

     TPPの今国会批准に反対する集会(10月15日)では、米国の市民団体パブリックシチズン幹部のロリ・ワラックさんからメッセージが届けられた。日米の国民が協力すればTPP阻止は可能という内容だ。要旨を紹介する。

       ○

     今のワシントンでは議会でTPPが承認される可能性はわずかです。テレビでTPP反対が頻繁に取り上げられ、大統領選挙キャンペーンの大きなテーマになっています。米国の歴史上初めて民主・共和両党の候補が貿易協定に反対し、「大統領になった場合も推進しない」と言っています。米国の民衆の力と行動によるもので、TPPが企業に膨大な新しい権利を与え、保障することに気付いたためです。

     日米両国を安全でない食べ物でいっぱいにし、農業関連大企業が私たちの食物と作物の種を支配します。大企業という新しい権力が私たちの政府を訴訟に引っ張り出し、企業寄りの弁護士たちが私的な「法廷外法廷」で自由に、法を守る消費者に対して補償を強いてくるのです。

     

    ●オバマは間違っている

     

     TPPを推進するオバマ大統領は間違いを犯しています。彼は大統領選挙後の採択に期待していますが、連邦議会で今TPPが審議されたら、多数派によって否決されます。全ての民主党員だけでなく、共和党員も反対しているからです。

     米国議会が「ノー」という前に日本の国会がなぜTPPを通そうとしているのですか。ワシントンの多くの人々には理解できません。米国議会がTPPを通すことはほぼ不可能なのですから。皆さんの運動に敬意を表します。一つになって闘い、TPPを止めましょう。