「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    2016年

    11月

    24日

    敵と味方の区別は無理/ロリー・ファニングさん

     まず、広島と長崎への原爆投下、東京大空襲について心からおわびする。米国には、日本への原爆投下を正当化する意見があるが、私は正当性があるとは思わない。

     米国で同時多発テロ(2001年9月11日)の後で陸軍に志願した。アフガニスタンへの攻撃は、自由と民主主義を守る戦いであり、自国防衛なのだと教えられた。しかし、現地でやったことは全く逆だった。「9・11」以降、世界で多くの人々が戦争で亡くなった。そのほとんどは一般市民たちだ。

     私がアフガンで見たのは極貧生活をしている国民だった。大変苦しい生活をしている人々。そこでは敵と味方が入り交じり、別れたりくっついたりしている。誰が敵か味方かが分からない状態だ。今の南スーダンで起きていることと同じであり、それは無実の人々が犠牲になるということだ。アフガンで私たちがやったことについて、申し訳ないと思っている。

     皆さんが持っている憲法9条は世界で最も大切なもの。残念ながら、それが今無視されているように見える。このまま進むと(各国で戦争に関与する)米国のような国になるかもしれない。私はそうなってほしくない。9条を守り、戦争のない時代を迎えられるよう皆さんのリーダーシップを望みたい。