印刷通販大手のプリントパックでの不当労働行為事件の和解を受け、報告を兼ねた市民集会が3月25日に都内で開かれ、150人が参加した。組合員らは「良好な労使関係の構築」や労働時間短縮などを約束した和解条項の完全履行に向けた決意を表明。さらに仲間を増やすとアピールした。
不当労働行為を受けていたのは、全印総連京都地連の個人加盟労組「ユニオン京」のプリントパック分会。分会長の中山悠平さんらは、組合結成直後から賃金や一時金の差別、不当配転などを受けた。同社は昨年末、市民団体によるブラック企業大賞の「業界賞」を受けるなど、組合いじめや低賃金での12時間連続労働などが社会問題化するなかで和解した。
中山分会長は「一人だったら途中で折れていた。仲間や支援があったからここまで来ることができた。組合って温かくて強いものだと実感した」と語った。
全印総連の是村高市委員長は「経営者はまだまだ組合を軽んじている。労使関係をきっちりさせるには全事業所に分会をつくることが大切。今日はその起点の集会だ」と訴え、全国の支援を呼び掛けた。
この日新たに2人の組合員が公然化し、盛んな拍手を浴びた。
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