全労連と純中立の労組でつくる国民春闘共闘委員会は4月3日、3月末の賃上げ回答状況をまとめた。これまでに登録組合の半数に当たる413組合が回答を引き出し、有額回答を得た318組合の1組合当たりの平均は5354円(1・98%)。前年同期を158円上回っている。妥結は60組合で、引き続き上積み回答を求めている。
30人未満と千人以上では昨年比プラスだが、30~99人、100~299人、300~999人で厳しい結果に。比較可能な199組合の平均では29円の微減。うち6割の組合では前年実績以上を獲得している。
非正規労働者の賃上げでは112組合から167件を集約した。時給引き上げは18・7円。定年後継続雇用者の賃上げが前年実績を大きく上回っているという。人手不足の中、継続雇用者の確保が課題になっていると指摘している。
コメントをお書きください