「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    2017年

    4月

    18日

    生きるための選択肢増やしたい/エキタスの藤川理恵さん

     エキタス最賃デモでマイクを握った藤川理恵さんのスピーチを紹介する。

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     貧困を解決するためには賃金を上げる必要があります。よく最低賃金1500円は高すぎると言う人がいます。でも残業代は未払い、給料も時給換算すると最賃を割っている、有給休暇は取れない。そうした今の社会で正当な賃金が払われていると思う方がおかしい。

     最低賃金千円ではなく、1500円を求めるのは夢があるし、リアリティーもあるからです。「病院に行きたい」「子どもを生みたい」「進学したい」――こういう将来を考えられるだけで、生きづらさが少しは解消されます。

     貧困は選択肢を奪っています。「働いた分だけの金をよこせ」「生活できるだけの金をよこせ」と言うことは恥ずかしいことじゃない。自立するためにはお金がいるんです。「もっと休ませろ、賃金をよこせ、そのために闘う」と私たちに言わせてほしい。そして労働組合はこう言ってほしい。「こんな残業して低賃金じゃ生活できない。こんな働き方じゃだめだ。だから社会を変えるため、あなたと一緒に闘う」と。

     私の大切な友だちは「最後には死ぬって逃げ道がある」と言う。でも私は「死ぬ以外の選択肢」が欲しい。私は選択肢と頼る先を増やしたいと思います。最低賃金1500円という要求で、弱く、苦しい人たちが声を上げられる社会を実現したい。