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    森友・加計問題を告発/「安倍やめろ!!緊急市民集会」

     安倍首相の友人らに破格の便宜をはかったとされる、森友・加計学園問題の一連の疑惑を追及しようと、「安倍やめろ!! 緊急市民集会」が6月21日、都内で開かれた。行政を私物化したとして、首相の妻の安倍昭恵氏らを刑事告発している「森友告発プロジェクト」が主催した。集会での発言要旨を紹介する(文責・編集部)。

    ○籠池氏だけで済ますな/大口昭彦 告発団弁護団長

     

     森友学園問題では、国有地の大幅値引きの根拠だったゴミは存在しなかった可能性が高い。籠池前理事長は一連の事件の責任を押し付けられるかもしれないが、(それではいけないと)私たちは市民運動として、検察に(昭恵氏らを)告発した。既に告発状は提出済みで、受理されることを願う。共謀罪は廃止させるべきだ。一方で市民運動が萎縮しないことが大事。密告・弾圧させない運動を前進させ、法の実質無効化を目指そう。

     

    ○勇気ある官僚に支援を/古賀茂明 元経済産業省官僚

     

     加計学園問題について文書リークした、勇気ある文部科学省官僚は複数いるだろう。今後は権力による分断が狙われるのではないか。彼らの1人でもいいから顔を見せてほしい。現役官僚にも政権を批判する権利はある。私は(経産省勤務時から)テレビに出て意見を言ってきた。官邸から圧力をかけてきた人物の中には、詩織さんのレイプ事件を不起訴にしたとされる中村格官房長官秘書官(当時)がいた。報道機関も変りつつある。官邸取材でがんばっている東京新聞などの勇気ある行動をみんなで応援しよう。

     

    ○国民の思いを背に取材/望月衣塑子 東京新聞記者

     

     菅義偉官房長官との質疑応答では多くの反響が寄せられている。

     森友問題の取材で印象的だったのは、籠池氏が安倍首相に心酔することになったきっかけが、第1次安倍政権での教育基本法改正にあったということ。それまで地元の大阪で籠池氏は(愛国主義が行き過ぎた)「ちょっと変ったおじさん」と思われていた。安倍氏が首相に就任して愛国心尊重(の方向)を打ち出すと(役所などの態度が)ガラリと変ったという。忖度(そんたく)が始まったのだろう。

     前川喜平前文科省事務次官は、加計学園の獣医学部新設が「総理のご意向」という文書の存在を証言した。ジャーナリストの詩織さんは強姦(ごうかん)被害が「圧力」で不起訴となったことを暴いた。このケースは、逮捕状が出ていたのに不起訴になったという。こんなことは警察の取材を10年続けている私の経験ではなかった。「あったものをなかったことにできない」という前川さんや詩織さん、国民の思いを背負って取材を今後も続けていく。