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    政府は批准へ努力を/核兵器禁止条約採択で連合

     国連の交渉会議で核兵器禁止条約が採択されたことについて連合は7月10日、「本条約の採択を歓迎する」との談話を発表した。日本政府に対しては、批准・発効に向けた外交努力を強く要請している。

     談話は条約採択について「核軍縮が遅々として進まない状況の打開に向け、国際社会が強い意志を示したもの」と指摘。核兵器保有国や米国の「核の傘」に依存する国に対し、「今こそ非人道的兵器である核兵器の廃絶という人類共通の目標に向けて、国際社会との真摯(しんし)かつ将来を見据えた対話に応じ、条約批准に伴う困難を克服するために行動すべき」と呼び掛けている。

     特に、日本政府については「唯一の戦争被爆国のわが国がこれ以上、核兵器廃絶を求める多くの国々や人々に背を向け続けることは許されない」と厳しく批判した。