「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    海外労働短信/白人至上主義を批判/米労組が相次ぎ表明

     米南部バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者と、それに抗議する人々とが衝突した事件。抗議に参加した女性1人が亡くなった。トランプ米大統領は「両者に責任がある」とコメント。労働組合はこうした風潮に厳しい批判の声を上げている。

     スーパーなどの労働者が加入しているRWDSUは「われわれの地域、職場、政治に白人至上主義の居場所はない」と批判。ヘイト思想がまかり通る状況に対し、「抵抗して立ち上がることが私たちの責任だ」と訴えている。

     サービス従業員労組(SEIU)は、大統領が両者の責任に触れたことについて「言語道断だ」と述べ、AFL・CIOのトラムカ会長は大統領の諮問機関「製造業評議会」委員を辞任した。