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    解散・総選挙はチャンスだ/脱原発集会に9500人参加/「安倍政権にもさようなら」

     「さようなら原発」一千万人署名市民の会による全国集会が9月18日、東京の代々木公園で開かれた。9500人の市民や労組組合員が参加し、原発・戦争・憲法・沖縄などのテーマについて訴え「安倍政権の退陣」をアピール。10月の解散・総選挙はその絶好のチャンスだと呼び掛けた。

     集会は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」も協力。自治労や日教組などの組合員に加え、全労連や中立の労組も結集した。

     呼び掛け人で作家の落合恵子さんは解散・総選挙が確実になったことについて「私たちを見くびっている。自民党の支持率が上がったから勝てると思っているのだろう。その思惑を外し、米国の顔色ばかり見る政治に終わりを告げよう」と述べた。

     沖縄平和運動センターの山城博治議長も「(森友・加計問題で)疑惑を追及されそうだから国会解散なのだろう。国民をなめるんじゃない。今度の総選挙は、安倍首相を追い落として政治を変えるチャンスだ。ネット(でつぶやく)だけじゃなく、街へ出て(安倍政権の悪政を)訴えよう」と呼び掛けた。

     福島原発刑事訴訟支援団の佐藤和良団長は、原発事故によって避難した人も地元に残った人も、幸せな暮らしを送る権利が侵害されていると指摘。事故発生当時の東京電力幹部の罪を問う刑事裁判が6月に始まったことを紹介し、注目してほしいと訴えた。