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    海外労働短信/政府が処遇改善を約束/モーリシャスのハンスト

     西インド洋にあるアフリカのモーリシャスで、小・中学校の女性清掃労働者ら7人が賃上げや安定雇用を求めてハンガーストライキを行った闘いが、ほぼ決着した。使用者側の政府が女性労働者たちへの権利侵害を認め、労使の合同委員会で新たな処遇について話し合うという内容。組合は「勝利だ」とコメントしている。

     学校現場では女性の清掃労働者333人が働いている。月43米ドル(4900円)の賃金では暮らせないと、賃上げを要求。10月13日に7人がハンストを開始し、処遇改善を訴えた。

     合同委員会では、中断のないフルタイムの雇用契約や賃金などについて話し合い、11月15日までに結論を出す予定である。