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    海外労働短信/製紙産業でストへ/フィンランドの労使紛争

     フィンランドの製紙業界が労働条件の切り下げを提案しており、労働組合が時間外労働拒否やストライキに立ち上がっている。

     インダストリオールの1月12日付ニュースによると、同産業は利益率も生産性も高い。にもかかわらず、労働条件の切り下げを行おうとしている。組合は1月9日から時間外拒否闘争に入り、今後、ホワイトカラー労働者3千人による1週間のストが予定されている。

     もう一つの焦点は、地方レベルでの労使合意システムを廃止するかどうかだ。現在は基本賃金を中央で決め、さらに地方レベルで微調整する仕組みがある。組合は廃止に抵抗している。