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    最賃800円以下をなくす/連合方針/2020年までに実現へ

     連合は1月18日、最低賃金に関する今年の取り組み方針を確認した。2020年までに時給800円以下の地域別最賃をなくすとともに、特定最賃の存続に向けて、連合と関係産別が一層の連携強化を図るとの記述を加えた。

     方針は地域別最賃の水準(全国平均848円)について「セーフティーネットとしては依然として不十分」「欧米並みの水準も意識しつつ、当面めざすべき水準を重視した議論が必要」と指摘。特に800円以下をなくすことを急務とし、大都市があるAランクの都府県については千円への到達を図る。

     特定最賃は経団連が廃止方針を強める中、金額改定できない事態が各地で相次いでいる。連合はこのままだと今後10年以内に約半数の特定最賃が地域別最賃を下回ると予測。この問題での連合の関与を従来より強める内容となった。