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    「裁量あるってうそつくな」/エキタスのデモに千人/対象範囲拡大に反対アピール

     最低賃金の引き上げなどを求めている若者グループ「AEQUITAS(エキタス)」が、働き方改革関連法案に盛り込まれている裁量労働制拡大への反対を訴えようと2月25日、サウンドカーを先頭に東京・新宿の繁華街で緊急デモを行った。「働いた分の金くらい払え」「裁量あるってうそつくな」と声を上げ、主催者発表で約千人が参加した。

     

    ●国会議員と学者も訴え

     

     国会議員らもサウンドカーの上からスピーチした。立憲民主党の長妻昭衆院議員は「安倍首相は岩盤規制にドリルで穴を開けると言うが、岩盤規制とは労働法制のこと。働く人たちにとって労働法制は命を守る最後のとりで。過労死を増やす裁量労働制拡大は止めなければならない」と訴えた。共産党の小池晃参院議員は「裁量労働制は携帯電話の定額使い放題のように、労働者を定額働かせ放題にする制度だ」と批判した。

     衆院予算委員会の中央公聴会(2月21日)で意見を述べた上西充子法政大教授も沿道に向けてこう語った。

     「裁量労働制で効率よく仕事ができると政府は言うが、『あなた、仕事できるね。もっと仕事やって』と長時間労働になるだけ。裁量労働制や高プロなど危険な制度を一緒にした『毒まんじゅう』が、今議論されている『働き方改革』の実態だ」