「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    「暮らしは苦しい」/生協労連パートが銀座デモ

     生協労連は3月7日、「最賃1500円銀座パレード」を行い、サウンドカーを先頭に軽快な音楽に合わせて東京・銀座を練り歩いた。街行く人々にパレードの趣旨を訴えながら「パートなめんな」「最低賃金どこでも誰でも1500円」と呼びかけた。

     組合員はサウンドカーから暮らしの実情を語った。宮城県内の物流センターで働く本郷菜穂子さんは「毎日なんとかやりくりしながら生活している。宮城県の最低賃金は時給772円。パートの地域相場が低く抑えられ、自分も800円。風邪をひいても我慢して病院に行きません。これが人間として暮らしていける賃金でしょうか」と述べた。

     山口県の樫谷由美さんは「東京の最賃との差は181円で、格差は広がる一方。地方は物価や家賃が安いというが、車がないと仕事にも行けず、車にかかるお金を考えれば生活に必要なお金は変わらない」と指摘し、全国一律最賃制の実現を求めた。