「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    オスプレイの横田配備に抗議/神奈川の労組や平和団体

     米空軍の新型輸送機CV22オスプレイ5機が4月5日、東京・横田基地に配備された。

     同3日、神奈川県・横浜市の米軍施設ノース・ドックに陸揚げされると、労組や平和団体などの約80人が「危険なオスプレイの横田配備反対」とシュプレヒコールを上げて抗議。神奈川県医労連の柏木哲哉さん(37)は「戦争へつながる道を許さない」と訴えた。

     米側は3月の段階で前倒し配備を日本側に伝えたが、政府は地元自治体などに18日間伏せていたことから情報隠しの疑いも指摘されている。

     

    ●高い事故率

     

     オスプレイは開発当初から事故が多発している。海兵隊のMV22が一昨年、沖縄県名護市沖で墜落、今年2月にも部品の脱落事故を起こしている。米側の公表では海兵隊仕様で10万飛行時間当たりの事故率は3・24件(海兵隊機全体の事故率2・72件)。横田に配備される空軍仕様は4・05件と高い。

     日米地位協定により、安全基準にも日本の航空法が適用されない治外法権の扱いだ。

     市民団体が昨年、横田基地周辺で行った調査によれば、85%がオスプレイ配備に不安を訴えている。

     今回配備される空軍仕様は特殊作戦を前提とし、夜間・低空の訓練を周辺空域で行うことが考えられる。騒音など住民生活に配慮する合意が日米で結ばれているが、沖縄では守られていない。(亀井正樹)