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    海外労働短信/元運転手の有罪確定/デンマークのウーバー

     デンマークの最高裁判所は9月13日、ウーバーの違法営業が問われた裁判で一審と二審の判断を支持し、元運転手4人を有罪とした。いずれも罰金刑。5427回にわたって運転した男には、49万クローネ(850万円)が科せられた。検察は今後、同様のケース1500件についても起訴するとみられる。

     判決を受け、交運労働者などを組織する合同労連は「次はウーバーの番だ」と、運転手だけでなく会社自体も違法営業の罪に問われるべきだと述べた。

     ウーバーは4年前にコペンハーゲンでライドシェアを開始したが、労働組合や事業者は「実態は海賊タクシー(白タク)だ」と厳しく非難してきた。全ての営業車に料金メーターなどの設置を義務付けたタクシー新法が成立し、同社は昨年撤退している。