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    海外労働短信/労使関係軽視に対峙/ラファージュ社の労働者

     セメントなど建設資材製造の多国籍企業ラファージュホルシムで働く労働者60人が10月22~24日、ベルギーで会合を開き、組合に敵対し始めた同社への対策を話し合った。参加者は26カ国から集まった。

     同社は2017年に経営体制が変わり、労使関係が悪化しているという。国際産別のインダストリオールなどと締結したグローバル協定を守ろうとせず、非正規労働の活用や8割の業務のアウトソーシング、権利行使への脅し、組合活動家の抑圧を行っている。

     会合では、働く者を無視したもうけ本意の姿勢を改めることや、不安定雇用を削減することなどを求める見解を採択。改善が見られない場合は、同社に強い圧力を加えると宣言した。