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    「改憲発議許さない」とアピール/国会前で1万8千人が集会

     72年前に日本国憲法が公布された11月3日、安倍政権が狙う改憲発議を阻止しようと訴える集会が国会前で開かれ、1万8千人が集まった。立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の国会議員も参加した。主催したのは、総がかり行動実行委員会や安倍9条改憲NO!全国市民アクションなど。

     ピースボート共同代表で核兵器廃絶国際キャンペーン (ICAN)の川崎哲国際運営委員は「日本が戦後70年余り、戦争に巻き込まれなかったのは核の傘のおかげではなく、憲法9条があったからだ」と指摘。今必要なのは改憲の議論ではなく、国連の核兵器禁止条約批准の議論だと強調した。

     オール沖縄会議共同代表の高里鈴代さんは「辺野古に新基地は造らせないという点で幅広い人が団結できた」と語り、憲法改悪阻止という一点で運動を広げようと呼びかけた。

     総がかり行動実行委の高田健さんは「国会内外で改憲発議を阻止する闘いを」と訴えた。

     

    〈写真〉「安倍政権は直ちに退陣」「沖縄県民の声を聞け」とコールする参加者(11月3日、国会前で)