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    海外労働短信/賃金回復求めスト/南アで6週間目に突入

     南アフリカで複数のプラスチック工場労働者が6週間にわたりストライキを続けている。経営側が、ただでさえ低い賃金や手当を削減したためだ。なかには賃金が半減した労働者もいるという。

     ストを呼び掛けたのは、南ア金属労組のプラスチック部門で、約1万人がストに参加している。プラスチック製造に関わる450社に影響が広がっている。

     経営側はストをやめさせるため、裁判所への提訴も検討中という。組合は「労働者だっていつまでもストをやりたいわけじゃない。経営側は話し合いのテーブルに着いて、われわれと真摯(しんし)に交渉すべきだ」と訴えている。