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    前年をやや下回る/国民春闘共闘第2回集計

     全労連などの国民春闘共闘委員会は3月25日、有額回答を引き出した211組合の集計を発表した。1組合当たりの平均は5360円(1・92%)で、前年同期比で171円減、マイナス0・02ポイントとなっている。

     11組合が1万円以上、24組合が8千~9千円台を獲得している。昨年と比較可能な187組合では昨年同期を若干下回っている。春闘共闘は「賃上げ要求に正面からこたえないだけでなく、前年実績を下回る厳しい回答状況となっている。そうした中でも、初任給の引き上げ、若年層の一部ベアなどの回答が昨年に引き続き多く寄せられている」という。

     非正規労働者の賃上げでは95件の平均が18・7円。同一組合対比では昨年同期を2・1円下回るが、中には、35円(4・58%)を引き出したいわて生協労組の回答もある。