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    海外労働短信/労働党政権に「失望」/税制問題でNZ労組

     ニュージーランド労働組合評議会(NZCTU)のリチャード・ワグスタフ会長は4月17日付の同労組ニュースで、労働党政権がキャピタルゲイン課税を支持しないと表明したことに対し「大いに失望した」と語った。

     キャピタルゲインは、株売却などによる利益。同会長は「公正な税制を実現して、国民の医療や教育、住宅に使う税収を確保すべきだ。わが国の資産の70%は10%の資産家が保有しており、ここに課税すべきだ」と訴えてきた。

     その上で、労働党政権に対し「労働者よりも大企業と資産保有者を優遇する姿勢を改める必要がある。そんな単純なことがいまだにできていない」と述べた。