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    働くルール、知って変えよう/連合の企画イベント/若者の素朴な疑問に回答

     連合の企画による毎日メディアカフェのイベント「ワークルール、変えるのはあなたです!」が5月8日、都内で開かれ、学生を含め若者が120人以上集まった。インターネットサイトのニコニコ動画などで活躍する歌手のぽこたさんとナオキ兄さん(司会)を招き、上西充子法政大学教授と相原康伸連合事務局長が疑問に答えた。

     「週1日のアルバイトに有休はない?」との質問に、参加者からは手が挙がらず。上西教授は連合が作成した冊子「働くみんなにスターターBOOK」を使って、「要件を満たせば有休が取れます」と説明した。

     ぽこたさんが実体験をもとに「会社は有休を取得してもらおうとしていたけど、人がいない(ので取れなかった)。会社に悪意はないので主張しにくい。どうしたらいい?」と尋ねると、相原事務局長は「悪意がある、ないの問題ではない。結果が問われる。『知らなかったじゃすまされませんよ、社長』ということだ」ときっぱり語った。

     会場からは「正社員で働いているが社会保険に入れてくれない」「1日11時間、休憩なしで働いている」などの声があがり、相原事務局長は「連合では年間約1万5千件の相談を受けている。労働組合を頼ってほしい」と訴えた。

     ナオキ兄さんは無料通信アプリのLINEを使った連合の相談活動(6月3~4日)を紹介。「LINEなら相談しやすい」と呼び掛けた。

     

    〈写真〉トークショーの模様(左端がナオキ兄さん、左から2人目がぽこたさん)