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    通算しない選択肢に懸念/副業の労働時間管理で連合

     連合は7月25日、厚生労働省の「副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する検討会」報告書の内容について談話を発表した。健康確保対策を強化する方向性を評価しつつも、時間外労働と割増賃金の計算のベースとなる労働時間把握に関し、事業場間の通算を行わない選択肢を示したことに懸念を表明した。

     現行法の解釈では、複数事業場で働く労働者については異なる事業場間の労働時間を通算することとしている。一方で報告書は、通算せずに事業場ごとに適用する選択肢も提示した。

     連合は、報告書が健康確保対策を強化するといいながら、こうした選択肢を示すことは「労働者の健康確保という法の目的を没却(骨抜き)すると言わざるを得ない」と指摘。

     今後、検討が行われる労働政策審議会では、法の趣旨に沿ったものとするよう求めている。