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    健診の改善と周知を/2世委員会が訴え

     10月9日に開かれた日本被団協・全国被爆2世交流会で配布された資料によると、被爆2世健康診断について、多発性骨髄腫検査を希望する人は8184人(23府県)いる。精密検査が必要だと指摘された人は4586人(21県)だった。被団協内の「二世委員会」が調べた。

     二世委員会は、受診者数が少ないと指摘し、その理由として(1)実施期間が短い(2)多くの県で精密検査が自己負担(3)被爆2世の実態をつかんでおらず本人への周知が不徹底――と分析した。2世健診が都道府県で無料で行われ、多発性骨髄腫検査も含まれていることを周知する必要があるという。

     交流会で被爆者の児玉三智子日本被団協事務局次長は、被爆2世だった弟が多発性骨髄腫で亡くなったと述べ、「弟は2世健診ができる前に死んだ。健診を受けている人が少ない。もっと制度を使ってほしい」と訴えた。鹿児島の被爆2世も「健診で多発性骨髄腫が見つかり、先日手術をした。2世健診は本当に大事だ」と話した。