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    海外労働短信/委員長への処分撤回を/カンボジアのホテル争議

     カンボジアの五つ星ホテル「ナガワールドホテル」で労使紛争が続いている。組合が5月、賃上げ交渉に応じるよう求めるキャンペーンを始めたところ、経営側が組合への敵視を強めて組合委員長を停職処分にした。

     組合は「ホテルにはスイートルームを含めて1685部屋(ルーム)もあるのに、経営側には労働者の権利を認める余地(ルーム)がない」と批判。

     10月15、16の両日には国際食品労連(IUF)傘下の組合員を含め4400人で集会を開き、委員長への処分撤回と賃上げ交渉実現に向け、闘い続けることを確認した。IUFは各国の労組に支援を呼び掛けている。