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    福祉職員の増員と賃上げを/福祉保育労/3・12スト含めいっせい行動

     全国福祉保育労働組合(福祉保育労)は、3月12日に「ストを含む全国いっせい行動」を行う。新型コロナウイルスによる感染症対応が保育園や学童保育、介護施設の混乱、疲弊に拍車をかけている実情をアピールし、早急な処遇改善と人員確保を訴えている。

     

    ●国に対してストライキ

     

     保育士や介護職などの福祉職場は低賃金で全産業平均より月約10万円低く、人員確保と定着が困難な状況。2020春闘では「誰でも時間額250円、月額4万円以上の賃上げ」を掲げ、経営者に賃金や労働条件改善を求める一方、経営努力だけでは改善できない限界も明らかにし、国に制度改善を迫る。

     「いっせい行動」は今年で4年目。ストに入らない組合員も共通の黄色いワッペンを着用し、要請行動や宣伝に取り組む。

     組合は行動の趣旨を、事前に利用者や家族などに説明しているという。民谷孝則書記次長は「職員がもっとたくさんいたら細やかな対応ができる。そのために処遇改善が必要」と訴えている。京都の保育園では説明を受けた保護者から「それはなんとかしないといけない」「先生たちに続けて働いてもらわないと困る」などの激励が寄せられたという。

     これまでの行動でも、スト当日に保護者が子どもと一緒に共通ワッペンと同じ黄色の鞄や服を身につけて、保育園に来るなど、理解や応援の広がりもあると話した。

     

    〈写真〉記者会見では「奨学金を返しながらの生活。相当厳しい」「人手が足りず苦しい」など、アンケートに寄せられた声も紹介した(3月5日、厚労省内)