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    退職金や交通費で前進/処遇改善で京都放送労組

     京都放送労組は3月11日の団体交渉で、非正規労働者の処遇改善で前進回答を引き出した。無期雇用に転換した社員について、退職金(詳細は今後協議)と賞与を支給。派遣労働者(20人)への交通費も4月から支払われることになった。

     組合は、パートタイム・有期雇用労働法と同一労働同一賃金ガイドライン(指針)が4月1日に施行(中小企業は2021年4月)されるのを踏まえて処遇改善を要求していた。

     この日の回答では、常勤アルバイトと無期雇用転換社員について、慶弔手当が新設された。本人が結婚した場合は5千円、出産は本人・配偶者とも1万円、弔事は配偶者・実父母子が1万円などだ。

     このほか、常勤アルバイトと再雇用者の夏季休暇を1日増やして2日間に、無期雇用転換社員の忌引休暇を1日増の3日間とした。