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    海外労働短信/リーマン時超える影響/新型コロナでILO

     国際労働機関(ILO)は4月7日、新型コロナウイルス感染拡大による影響について試算した結果を発表。2020年第2四半期には、フルタイム労働者換算で1億9500万人分の労働時間が失われると指摘した。世界の労働時間の6・7%に相当する。

     2008~09年のリーマンショック時の影響をはるかに超える影響があると指摘し、各国で雇用と労働条件を守る「適正な緊急政策」が必要と訴えた。

     産業では、宿泊・飲食業や製造業、小売業、事業支援、事務管理などで一時解雇や賃金・労働時間の減少を想定。こうしたハイリスク業種で働く労働者は12・5億人に上る。途上国などで広がる非公式部門(インフォーマルセクター)の約20億人も新型コロナによるリスクにされされているという。