「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    海外労働短信/集団感染への対処は?/ドイツの食肉加工業で発生

     ドイツの食肉加工工場で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことをめぐり、連邦政府は食肉加工業での業務委託を禁止し、直接雇用に限定する法改正を打ち出した。法案に対し、企業側は反対し、労働組合は賛成している。

     国際食品関連労組IUFの6月25日付ニュースによると、ドイツ西部のノルトライン・ウェストファーレン州にある工場(6500人)で、1500人以上の労働者が新型コロナに感染した。東欧からの移民労働者が多く、業務委託の形で働いており、安全対策が不十分だったとみられる。