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    〈今年の原水爆禁止世界大会〉10の分科会を配信予定/原水禁/原子力政策も問い直す

     原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は、新型コロナウイルス感染防止のために、「被爆75周年原水爆禁止世界大会」をオンラインで開催する。8月4日の分科会を皮切りに、広島大会、長崎大会、福島大会を配信予定。(表)

     原水禁のホームページからユーチューブ(動画サイト)の公式チャンネルにアクセスでき、配信終了後も視聴可能だ。

     井上年弘事務局次長は「事前に録画した映像を配信する。後から多くの人が視聴できるようにした」。

     特徴的なのは分科会の多さ。分科会と特別分科会を合わせると10企画あり、それぞれ一斉に配信する予定だ。今年の分科会の構成テーマは「継承」。来年で10年となる東京電力福島第1原発事故と原子力政策などを考える分科会を複数準備している。

     「核兵器廃絶と日本のプルトニウム」と題した国際シンポジウムを開き、原水禁としての見解をまとめる予定だという。