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    ユニオンは交渉を継続/ディズニーの雇用問題

     東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランドと、なのはなユニオンの団体交渉が9月25日に行われた。ダンサー・出演者への退職勧奨問題がテーマ。ユニオンは「いったん解雇しても、コロナ禍が落ち着いた時点で希望者を優先的に雇用してほしい」と要求したが、この日結論は出なかった。引き続き交渉を重ねる構えだ。

     会社側は出演者らに対し(1)退職で80万円支給(2)有期契約期の期間終了まで雇用(3)いったん退職し他職種で再雇用――という三つの選択肢を提示。同27日までの回答を求めていた。

     交渉では「どの選択肢も選べない」との回答もあり得ることを確認した。その場合の雇用は来年3月末の契約期間満了までで、その後の扱いは未定だという。