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    菅政権による改憲阻止を/国会正門前に3千人結集/「自公政権打倒」もアピール

     74回目の憲法公布日を迎えた11月3日、国会正門前には3千人が集まり、菅政権による改憲を阻止しようと声を上げた。主催したのは「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」。

     同実行委の高田健共同代表は菅政権について「安倍なき安倍改憲を進めるのは確実だ」と指摘。日本学術会議人事への介入や、敵基地攻撃能力の保有方針、沖縄・辺野古米軍基地建設、「自助」を強調したコロナ対策など、憲法違反の政策推進を批判し、「市民と野党の力で自公政権を打倒し政権交代を」と訴えた。

     立憲民主党、日本共産党、社民党、沖縄の風の国会議員が連帯あいさつ。

     スピーチでは、花の谷クリニックの伊藤真美院長が「自助・自立は手助けがあってこそ成り立つもの。そのために公助がある。『まず自助を』と言っている菅首相は小学校から学び直せと言いたい」と憤った。

     性暴力の撲滅を訴えるフラワーデモの呼び掛け人で作家の北原みのりさんは「コロナ禍の下、女性の自殺が増えている。女性が死にたくなる社会に未来はない」と述べ、性差別をなくす取り組みを呼び掛けた。

     

    〈写真上〉「スガ政治を許さない」とアピール(11月3日、国会前)

    〈写真右〉学術会議の任命拒否に怒りを表明(同上)