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    海外労働短信/処遇改善にも貢献/他界したマラドーナ氏

     20世紀を代表するサッカー選手の一人である、アルゼンチン元代表のディエゴ・マラドーナさんが11月25日に他界した。その死に際し、薬物中毒などスキャンダルが取り沙汰されているが、選手の処遇改善を追求したり、政治発言をしたりする人でもあった。

     1995年には、フランス代表のエリック・カントナらと新しい国際選手協会の設立を模索。腕にはキューバの革命家チェ・ゲバラの入れ墨をし、同じくキューバ革命を指揮し、長く首相を務めたたフィデル・カストロや、ベネズエラの政治家ウーゴ・チャベスと親交を深めた反米主義者でもあった。享年60歳。