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    賃上げは3千円以上/金属労協

     自動車や電機など金属製造業の労組でつくる金属労協(JCM)は12月3日、都内で協議委員会(オンラインと併用)を開き、定期昇給相当分を確保したうえで、3千円以上の賃上げに取り組むことを基本とする方針を決めた。あるべき賃金水準への到達も重視している。

     「3千円以上」は昨年と同額。新型コロナの影響もあり、産別の置かれている状況を認め合うことも確認した。賃金制度の確立と、あるべき賃金水準への到達を重視。「ジョブ型雇用」の導入提案があった場合は「労使で十分慎重に対処する」とした。

     高倉明議長(自動車総連会長)はあいさつで、「みんなで生み出した付加価値を適正に配分する義務がある。今だからこそ、基本賃金の引き上げを基軸に、人への投資を最優先すべき。将来への生きた投資となることに信念を持ち、経営側に求めていかなければならない」と奮闘を呼び掛けた。

     討論では「絶対額重視で取り組む」(自動車総連)、「企業内最賃に重点を置く」(電機連合)などの発言があった。傘下の企業業績は総じて減収減益。浅沼弘一事務局長は「情勢が厳しいから要求しないという選択肢はない。20年も停滞している賃金に一石を投じていかなければならない」とまとめた。