「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    会社が組合提案検討へ/朝日放送のスタッフ争議

     朝日放送のラジオニュース部門で働いていた派遣スタッフ5人が2018年に契約解除(解雇)された争議。労働者は組合をつくって職場復帰などを求め、現在、中央労働委員会で解決に向けた和解交渉が進められている。12月10日には、組合が提示した解決案を会社側が持ち帰り、検討することを約束した。

     5人が結成したのは「朝日放送ラジオ・スタッフユニオン」。解雇理由の説明を求めた団体交渉拒否事件では、大阪府労働委員会が会社に団交応諾を命じた。今年9月には解雇無効を訴えて大阪地裁に提訴。その審理も始まった。

     12月10日時点では、労使双方の考えに開きがあるという。次回は2月1日。組合は年度内決着を目指したいと話している。